雪かきは、毎年事故が起きる作業
除雪や雪下ろしの最中の事故は、毎冬のように報じられています。消防庁の発表でも、雪による死者の多くは、除雪作業中の事故で、高齢の方の割合が高いとされています。屋根からの転落、除雪機への巻き込まれ、体調急変などが主な原因です。次の基本を守ってください。
基本ルール
一人で作業しない
転落や体調不良になったとき、周りに誰もいないと発見が遅れます。必ず家族や近所の人に声をかけ、できるだけ複数人で作業してください。一人で行うときも、作業する場所と時間を家の中の人に伝えておきましょう。
作業前に体を整える
- 準備運動をして、体を温めておく。
- 体調が悪いとき、睡眠不足のとき、飲酒後は作業しない。
- 水分をとり、30分〜1時間に一度は休憩する。
服装と道具
- 滑りにくい長靴や靴底に滑り止めのある靴、手袋、帽子を着用する。
- 夜間や吹雪のときは、反射材のついた服やライトで目立つようにする。
- 雪が重いときは、スコップに少量ずつ載せ、腰に負担をかけない。
除雪機を使うときの注意
除雪機の事故は、「雪詰まりを取り除こうとして手を入れた」ことによるものが代表的です。次の点を必ず守ってください。
- 雪詰まりを取るときは、必ずエンジンを止め、回転部が完全に止まってから、専用の棒などで取り除く。素手や足で取り除かない。
- 後退するときは、後ろに人や物がないことを確認する。
- 子どもやペットを作業エリアに近づけない。
- 取扱説明書に従い、緊急停止の方法を確認しておく。
屋根・はしごまわりの危険
屋根の雪下ろしは、特に事故が多い作業です。屋根の雪下ろしの目安と安全対策で、装備や手順を詳しくまとめています。最低限、命綱(安全帯)・ヘルメット・複数人での作業が必要です。
やってはいけないこと
- 雪を、道路・水路・隣家の敷地に捨てる。水路をふさぐと、雪解け水があふれる原因になります。
- エアコンの室外機や、ガスメーターの周りを雪で埋めたままにする。
- 落雪のおそれのある屋根の下で、長時間作業する。
困ったときは
自力での除雪が難しい場合は、自治体の除雪支援制度や、地域の除雪ボランティア、事業者への依頼を検討してください。制度の有無や内容は自治体によって異なるので、お住まいの市町村の窓口に確認してください。