同じ「雪」でも、重さがまるで違う
雪は、降るときの気温や湿り気、積もってからの時間によって性質が変わります。雪かきや屋根の雪下ろしの負担を考えるとき、積雪の深さだけでなく、雪の種類を知っておくことが役立ちます。
降るときの雪の種類
- 粉雪(こなゆき):気温が低いときに降る、さらさらと乾いた雪。軽く、風で舞いやすいのが特徴です。スキー場で人気の「パウダースノー」はこのタイプです。
- ぼたん雪:気温が0℃に近いときに、雪の結晶が多数くっついて大きなかたまりになって降る雪。水分を多く含み、重くなります。
- みぞれ:雪と雨が混ざって降る状態。屋根や道路に積もりにくい一方、積もった雪は水を含んで重くなります。
積もってからの雪の種類
- 新雪:降ったばかりの、まだ締まっていない雪。ふわふわで軽いのですが、一度に大量に積もることがあります。
- 締まり雪:自分の重みや時間の経過で、締まってかたくなった雪。新雪より密度が高く、重くなります。
- ざらめ雪:気温が上がって融け、再び凍ることを繰り返してできる、粒状のざらざらした雪。春先に多く、水を含むと非常に重くなります。
雪の重さの目安
雪の重さは、1立方メートルあたりのキログラムで表されます。あくまで一般的な目安ですが、次のような幅があります。
| 雪の状態 | 1m³あたりの重さの目安 |
|---|---|
| 新雪 | 約50〜150kg |
| 締まり雪 | 約200〜500kg |
| ざらめ雪(水を多く含む) | 約300〜500kg以上 |
たとえば、屋根に1m四方で積雪が1mあれば、締まり雪なら数百kgの重さになります。積雪の深さが同じでも、新雪とざらめ雪とでは、重さが数倍違うことがあります。
雪の種類を知って、行動に生かす
- 新雪は軽いので、こまめに雪かきをすれば楽です。ためてしまうと、下の層が締まって重くなります。
- 雨や気温上昇のあとは、雪が水を含んで急に重くなります。屋根の雪や、軒先のつららに注意してください。
- 春先のざらめ雪は、雪崩の原因にもなります(雪崩が起きやすい条件)。
屋根の雪の扱いについては、屋根の雪下ろしの目安と安全対策で詳しく説明しています。